2008年6月18日水曜日

Global HAHA

どうにかInterop Tokyo 2008での実験を完了。(実験の詳細はこちら)

ホームエージェントは、コントリビュータさん提供の1U PCを2台。1台をホール123に設営された主NOCに、もう1台をホール45に設営されたサテライトNOCに置かせてもらった。

ホームエージェント切り替え対応は、NetBSD + SHISAにホームエージェントスイッチメッセージを拡張実装したものを利用。モバイルノードからのBinding Updateが、別のホームエージェントからトンネルされてくるタイミングで、モバイルノードにスイッチメッセージを送る。

モバイルノードは、NetBSD + SHISA (ノートPC)、およびUbuntu Linux + UMIP (USAGI MIP) (Virtual Machine) の2種類を用意。それぞれ、ホームエージェントから送られるスイッチメッセージに従って、より近いと判断されたホームエージェントに再登録する仕組みを拡張実装した。

今回、ホームエージェントを広域に分散した訳ではないため、実際役に立ったかと言われると、まぁたぶん役に立ってはいないのだけれども、スイッチメッセージが正しく動作し、モバイルノードがホール間を移動したタイミングで、登録ホームエージェントが切り替わる動作が確認できたことが、一番の収穫だ。次は、本当のインターネットでの実験かな。

2008年6月1日日曜日

INTEROP TOKYO

INTEROP TOKYO 2008でMobile IPv6のホームエージェント分散運用の実験をするためにホットステージに参加している。INTEROP関連に関わるのは、IPv6 Show Case以来なのでかなり久しぶり。

残念ながら、今回の実験は一般のユーザの方が体験できる環境ではなく、NOCメンバにMobile IPv6端末を使ってもらうという形になる。ホームエージェントの台数は2台で、会場に設営されるNOCを間借りして運用。それぞれのホームエージェントをネットワーク的に離れたNOCに収容し、Mobile IPv6のホームネットワークへの経路をanycastとして広報することで、移動ノードを経路的に近いホームエージェントに収容する仕組みだ。

今日までにインストールを完了し、接続テストとかしている予定だったのに、順調に遅れている。明日くらいにテストできるといいんだけど。。。